紙をつくる
こんにちは!
ぼくはアベル。フランスのオーベルヴィリエに住んでいるよ。
ぼくがひとつずつ、あなたに紙のつくり方を教えます。
ほらね、とっても簡単につくることができるよ!
用意しておくもののリスト
・紙漉き用のふるい*
・ボウル
・長いヘラ
・やかん、または鍋(お湯を沸かすため)
・ブレンダー、またはミキサー
・大きめのタライ、または大きめの洗面器
・未使用のスポンジ
・ヘアドライヤー
・いらない布
・洗濯バサミ
・広告等の不要となった古紙類
準備はいい?
さあ、やってみよう!
*大きめのフォトフレームの枠2つと網でつくることができます!1つのフォトフレームの枠に、目の細かい網(今回は蚊帳用の網を使っていますが、ガーゼや排水溝ネットでも代用OK)をしっかりと張ってください。これが紙漉きの「ふるい」になります。
もう1つのフレームは紙の型抜きとして使います。2つを重ねて使うイメージです
ステップ2.「あなただけの紙」の素材を準備する
まず、あなたの家のポストやお隣さんの家のポスト、友達の家のポストに押し込まれた広告紙を集めて来てください。集まったら、細かく破ってください!
こんなふうにね!
小さくちぎった広告紙をボウルに入れ、お湯を沸かして注ぎ入れます。
やけどしないように気をつけて!
約20分間お湯に浸しておきます。
熱湯です!気をつけて!
お湯に浸した紙を取り出して、ブレンダーやミキサーを使ってペースト状にしましょう。
そして、大きいタライに紙のペーストとぬるま湯を入れてかき混ぜます。
よーく混ぜます…
ステップ2.紙を漉く
2つの枠を重ねた「ふるい」をタライにそっと優しく浸し、ペーストを網目の上に流し込みます。
ペーストを流し込めたら、タライから「ふるい」をそっと水平に引き上げて。水切りをお忘れなく。
時間をかけて丁寧に、水分をスポンジで吸い取りましょう。
テーブルに布を広げておきます。その上に水切りした「ふるい」を置き、枠を一つずつ取り外します。
まずは枠だけです。ペーストが網目にくっついたフレームを包むように布を被せて…
フレームを抑えながら、布ごとひっくり返してください。
布をゆっくり開いてみると…
これから「あなただけの紙」になる紙が布に張り付いています。
ここで急がないで。網の上から、スポンジで残りの水分を十分に取り除きましょう。
そして、ヘアドライヤーを使って、網に貼り付いている紙をそっと剥がしていきます。
フライ返しなどで網の上から押し付けて紙を剥がすこともできるよ。
これがあなただけの紙!
紙を乾燥させるために、そのまま布で紙を挟みましょう。ここで折り目がつかないように気をつけて。
早く乾かすために、麺棒などを転がして水分を飛ばすこともできますが、力が強すぎると紙が破れてしまうかも!ご注意を。
一晩干して乾燥させてから、正方形にカットします。
これであなたの紙が、トビウオに生まれ変わる準備が整いました!
あとはあなた次第!
折り紙を折ってみましょう!